公益情報「マンション管理のブラックボックスを開ける」へようこそ。
このサイトは、全国700万世帯・1,600万人が暮らす分譲マンションの「見えない管理の闇」を可視化し、住民の安心と自治を守るために立ち上げられた公益情報発信プラットフォームです。
当管理組合が実際に経験した、管理会社・株式会社大京アステージとの1年半にわたる交渉記録、不正疑義15件の証拠、議事録改ざんや不当な利益請求の実態を、時系列で公開しています。
「これは、あなたのマンションでも起こり得る問題です。」
本サイトでは、問題の全貌だけでなく、他の管理組合が取るべき具体的アクション、契約見直しのポイント、制度改革に向けた提言なども掲載。
管理の透明化は、今この瞬間から始められます。
私が考える「マンション管理のブラックボックス」とは、管理会社の業務や意思決定の流れが居住者からほとんど見えず、その隙を突いて情報操作や不透明な利益獲得がまかり通っている状態を指します。ライオンズマンション稲沢管理組合が受けた計15件の不正行為に見られるように、複数かつ複雑な要素が絡み合うことで、「住民には何が行われているのか把握できない」状況が生まれているのです。
2025年6月2日
ライオンズマンション稲沢 管理組合理事長
長谷川 進
【最新情報】
2025年7月26日 総会前日に総会議決権の不正操作を発見しました。議案採決の操作方法は昨年の総会におけるNo.5 通常総会議決権行使書への不正行為と共通。
2025年7月20日 下記の「質問書」の回答を大京アステージから受け、 「私は一体、何のために戦っているのか?」を追加しました。
2025年7月20日:報道関係者・行政機関向けプレスリリースを追加しました。
2025年7月19日 大京アステージより回答を受けて、【ご報告】大京アステージからの回答および当管理組合の今後の対応についてを追加しました。
2025年7月19日 2025年7月24日:【総会前配布資料_重要なお知らせ】を区分所有者へ配布予定を追加しました。
2025年7月18日 組合員からの手紙の返事を提出しました。
2025年7月18日 管理員引継ぎ業務開始のご案内を追加しました。
【NHKニュース7】元コンサル社員がNHKに証言「素人にはまず見抜けない」
2025年7月17日 NHKニュース7【マンション修繕工事で不正な受注調整】報道を受けて、「大京アステージのビジネスモデルに内存する構造的な闇」追加しました。
2025年7月15日 2025年7月15日:【総会前配布資料】を区分所有者へ配布を追加しました。
2025年7月15日 「2025年7月15日 5:22 大京アステージ真島社長へ説明要請書を送付」を追加しました。
2025年7月14日 「理事会議事録未作成と工事履歴の照合結果は、「総会議案と理事会決議の整合性欠如に関する重大な問題」を浮き彫りにし、大京アステージというマンション管理会社のビジネスモデルに内在する構造的な闇に、初めて公的な光を当てました。」を追加しました。
2025年7月12日 大京アステージ 15件の不正行為法的整理(訴訟・告訴準備用骨子)を追加しました。
2025年7月12日 理事会議事録未作成事態報告書の過少報告に関する【正式通知書】大京アステージへの再確認依頼文を2025年7月12日に送信しました。

2025年7月11日 理事会議事録未作成などに関する事態報告書の未作成議事録数が過少報告であったことに関する 【正式通知書】大京アステージへの再確認依頼文を2025年7月12日に送信します。
2025年7月10日 「2025年1月26日に大京アステージより提出された「理事会議事録未作成などに関する事態報告書」の未作成議事録数が過少報告であったことが発覚」を追加しました。
2025年7月9日 第33期を振り返りを追加しました。
2025年7月8日 不正行為「No.19 大京アステージによる総会議案書書き換えと隠蔽工作と理事会議事録を使った偽装工作」を追加しました。
2025年7月6日 質問書(回答期限:2025年7月18日)を大京アステージ真島社長へお送りしました。
2025年7月4日 14件の不正行為に関しての大京アステージの回答の要旨を追加しました。
2025年7月4日 14件の不正行為に関しての大京アステージの回答の要旨
マンション管理会社として設立後56年(1969年4月5日設立)となる大京アステージは、14件の不正行為に関する回答において、
・「管理委託契約書における理事会支援業務に不備があった」
・「管理規約の理解に欠けていたため猛省する」
・「管理規約規定を正しく理事会に伝える行動をするべきであったと猛省する」
・「社員教育徹底と正しい管理規約の理解のもと努める」
と平然と述べ、あたかも従業員個人の問題であるかのように全責任を転嫁する姿勢を示しています。一方で、経営者として本来果たすべき説明責任を放棄している点に、企業としての深刻な問題体質が表れていると考えます。
今回の一連の不正行為の根源は、まさにこのような経営陣の無責任体質と組織風土にあると断ぜざるを得ません。
2025年6月29日 第33期総会前理事会において報告された大和ライフネクストによる大京アステージからの引継書類の引継ぎ状況を追加しました。
2025年6月26日 【700万世帯の足元で何が起きているか。マンション管理を揺るがす不正の実態】~半世紀の歴史が生んだ無責任の系譜~マンション管理ブラックボックスの真実を追加しました。
2025年6月23日 「筋を通すために」 2025年6月30日 大京アステージに「質問書」を送信予定を追加しました。
2025年6月22日 「私の戦い」整理文書 正当で社会的意義がある行動 行政・議員・報道関係者向け説明文を追加しました。
2025年6月15日 制度改革・法改正に関する提言書を追加しました。
2025年6月14日 大京アステージ交渉全記録:説明責任を拒否した1年半の全経緯を追加しました。
2025年6月12日 大京アステージの回答の変遷一覧表を追加しました。
2025年6月11日 新管理会社大和ライフネクスト株式会社による共用部確認会を実施しました。
2025年6月9日 大京アステージ対応計画書を追加しました。
2025年6月8日 管理会社との共謀によって理事会議事録など重要書類が意図的に隠蔽される事態に関する注意喚起・提言を追加しました。
2025年6月7日 大規模修繕工事に隠された不当利益に関する注意喚起・提言を追加しました。
「大規模修繕工事費用の30%を不当利益として流用」

このたび、分譲マンション管理における「ブラックボックス化問題」を可視化し、全国の皆様に情報提供する公益サイトを公開いたしました。
以下の3つの視点を軸に、本サイトの趣旨と今後の取り組みをご案内申し上げます。
1. 公益性と社会問題提起
全国700万世帯への影響
分譲マンションは日本全国で約700万世帯、約1,600万人が暮らす住まいであり、コミュニティの根幹を担っています。しかしながら、管理会社の運営が「ブラックボックス化」することで、修繕費や維持管理に関する情報が不透明となり、多くの区分所有者が本来知るべき内容を把握できないまま意思決定を迫られています。
「ブラックボックス化問題」を可視化する意義
透明性を欠いたままの運営は、結果として無駄なコスト負担や不正リスクを拡大し、日本のマンションコミュニティ全体の信頼を揺るがします。本サイトでは、私たちライオンズマンション稲沢管理組合が直面した具体的事例を起点に、「ブラックボックス化問題」の実態を示すことで、同様の悩みを抱える全国の管理組合・区分所有者の皆さまに「早期発見」「早期対応」を促し、社会全体で改善への流れを作る一助としたいと考えています。
2. 具体事実と証拠
2023年10月10日 第32期10月定例理事会議事録の隠蔽工作
当該理事会議事録には、大京アステージ担当者が「大規模修繕工事金額における不当利益は30%」である旨を発言した証拠が明確に記録されていました。しかし、その直後、当時の理事長と共謀してこの議事録を隠蔽・改ざんする工作が開始されました。この行為により、本来担保されるべき「理事会の透明性確保」が重大に侵害されました。
偽装工事の発覚と外部調査
「実際に発注され施工した工事業者」と「送金依頼書(請求書)に記載された業者」が異なる点が明らかとなり、いわゆる“偽装工事”の疑いが浮上しました。専有部分のトイレ工事を共用部分の修繕と偽装し、20%の中間マージンを上乗せして管理組合に請求し送金。管理会社大京アステージが組織ぐるみでその送金関連書類のねつ造・改ざんを隠蔽。この問題は管理会社の構造的な不正と、管理組合の意思決定の独立性が侵害されていることを示す重大な事例です。
申入書と回答書のやり取り
2025年5月8日に大京アステージ真島社長宛てに提出した正式な申入書、及びその後の回答書全文を本サイトで公開しています。申入書には「隠蔽された理事会議事録の開示」「偽装工事疑惑の調査」「再発防止策の提示」を要請しましたが、回答書では十分な事実確認と改善策は示されませんでした。
関係行政機関への提出資料
国土交通省住宅局や愛知県中部整備局、稲沢市消防署などへの問い合わせ・要請書も、本サイトで時系列に整理して掲載しています。これにより、「いつ・誰が・何を」申し入れ、どのような返答があったのかを一目で把握いただけます。
本サイトには、以下の資料をすべて公開しております。
- 理事会議事録原本・改ざん版の対比資料(2023年10月以降)
- 偽装工事疑惑に関する現場調査報告書(写真・証拠書類等)
- 大京アステージへの申入書・回答書の全文(提出日と要点を時系列で整理)
- 関係行政機関への問い合わせ・要請履歴(国土交通省・消防署等への提出書類)
これらの証拠資料を公開することで、いかにして理事会の透明性が損なわれ、利用者の権利が侵害されてきたかを明らかにし、同時に管理組合としての正当性を訴えてまいります。
3. 管理組合としての今後のアクションプラン
取材対応とマスコミ発信のフォローアップ
- 新聞3紙(朝日・毎日・読売)およびキー局(報道ステーション、クローズアップ現代+、報道特集、フジFNN、日テレNEWS NNN、テレビ東京)へは、本日までに情報提供を完了いたしました。
- 次のステップとして、6月14日に各社へ取材の確認とリマインドを行い、速やかな取材要請と取材対応を進めてまいります。また、お問い合わせ窓口を常時開設し、ご質問には24時間以内に回答する体制を整えております。
行政申入れの強化
- 本サイト公開を機に再度、国土交通省住宅局・中部整備局・公正取引委員会などへ正式な申入れを行い、「大京アステージによる隠蔽・偽装工事疑惑」の調査・指導を強く要請いたします。必要に応じて、第三者機関を含む現地立ち入り調査や監査の実施を求める方針です。
会員(区分所有者)への情報共有と意見集約
- 管理組合会員の皆さまには、本サイトの公開に伴う報告書を作成し、理事会並びに総会で詳しく説明いたします。さらに、会員からのご意見やご提案を募集するフォームを設置し、今後の対応策や改善要求に反映させてまいります。
再発防止策の提言と改善要求
- 本件で明らかになった課題を踏まえ、管理会社との契約書や運営マニュアルの見直し案を策定します。具体的には、(1)理事会・総会議事録の適切な作成・保管手順の徹底、(2)外部監査機能の導入、(3)修繕工事の発注・費用に関する情報公開ルールの厳格化などを提言し、実行可能な改善要求を継続的に推進してまいります。
このサイトは、「ブラックボックス化問題」に苦しむすべてのマンション管理組合にとってのひとつの指標とし、同様の課題を抱える方々との連携を深める場でもあります。ご覧いただいた皆さまからのご意見や情報提供も随時募集しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
私たち管理組合一同は、これからも透明性と公正性を最優先とし、区分所有者の皆さまの安全と安心を守るために全力を尽くしてまいります。何卒ご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
【問題の概要】
- 背景と発端
2023年10月10日、第32期10月定例理事会にて理事会議事録から重要な議論内容が削除され、議案が可決された疑いが発覚。以降、管理会社による隠蔽工作と偽装工事疑惑が露呈し、問題が表面化。 - 主な論点
- 理事会議事録の改ざん・隠蔽
- 偽装工事による契約内容の不透明化
- 区分所有者の意思決定権の侵害
- 管理会社からの不十分な説明と再発防止策の欠如
- 影響の範囲
- 直接的にはライオンズマンション稲沢の区分所有者に財政的・精神的な不安を与えた。
- しかし本質的には、全国の分譲マンション管理組合が抱える「ブラックボックス化問題」の縮図であり、同様の課題を抱える他組合への警鐘となる。
当サイトでは、以下のような具体的な問題を扱っています。(★印は当時の理事長と共謀)
「議事録隠蔽」
「管理規約改ざん」総会招集権を削除
🔴 大規模修繕工事の透明性欠如・施工ミス:No.3 大規模修繕工事に隠された不当利益 No.14 大規模修繕工事施工ミスの隠蔽工作
🔴 管理規約の改ざんを隠蔽:No.9 管理規約改ざんを隠蔽(総会招集権を削除)
🔴 専有部分工事を共用部分工事に偽装:No.1偽造工事_専有部分トイレ工事
🔴 理事会議事録の未作成・隠蔽・改ざん:No.2 理事会議事録の持ち出し・未作成・未保管
🔴 総会の意思決定操作(委任状・議決権行使書の不正):★No.4 通常総会委任状への不正行為 ★No.5 通常総会議決権行使書への不正行為
🔴 防火管理体制の不備・消防法上の問題:No.17防火管理業務委託の件
大京アステージ経営陣が説明責任を拒否
理事会議事録の持ち出し・未作成・未保管
決算月や総会直前の理事会に工事提案を集中させることで、区分所有者に十分な検討時間を与えずに工事契約を総会へ上程し、「総会承認さえ得られれば問題ない」という会社方針。
🔴 No.18 大京アステージ経営陣が説明責任拒否
🔴 No.11 大京アステージ事業管理部コンプライアンス課への依頼事項(理事会議事録の隠蔽工作の件))
🔴 ★No.6 管理組合役員改選への不当介入
🔴 ★No.7 管理業務に関する善管注意義務違反(理事会議事録の変造など)
🔴 ★No.8 各種修繕改修工事と管理費等の値上げについて
🔴 No.13 雨水管のカットと排水管偽装工事の件
これらは決して一管理組合の特殊事例ではありません。全国の分譲マンションに潜む「構造的問題」の一端であり、業界全体、さらには社会全体で是正を迫られるべき課題です。
【閲覧の皆様へ】
- 本サイトに掲載しているすべての資料は、私たちが実際に収集・作成した“一次資料”です。改ざん前・改ざん後の理事会議事録、現地調査写真、申入書・回答書、行政への要請書面など、可能な限り原本に近い形で公開しております。
- 「事実を隠蔽しない」「再発防止」に向けて、透明性を担保した情報発信を続けることが私たちの責務と考えています。もし本件についてご意見や追加情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせフォームよりご連絡ください。皆さまからの情報提供が、日本の分譲マンション管理をより良い方向へ導く力となります。
- 私たちの経験と記録が、少しでも皆様の参考と抑止力になることを願っています。
【このサイトでわかること】
✅ 大京アステージによる14の疑義・不正行為の詳細
✅ 証拠資料・やり取り記録の完全公開
✅ 大京アステージ回答書・面談記録(通知書・申入書含む)
✅ 管理会社との交渉・面談履歴
✅ 管理会社変更方法(4ヶ月間)
✅ 社会的提言(全国の管理組合の皆様へ注意喚起)
【行動を呼びかけるパート】
- 区分所有者の皆さまへ
● 管理組合運営の透明性を確保するため、理事会・総会の議事録を必ず確認してください。議事録が適切に作成・保管されていない場合は、管理会社に対して速やかに説明を求めましょう。
● 修繕工事や仮設費用負担に関して、疑問があれば管理会社や理事会へ具体的な資料(見積書・契約書等)の提示を求め、必要に応じて専門家(弁護士・建築士等)への相談を検討してください。 - 他の管理組合・関係者の皆さまへ
● 本サイトに掲載している事例をご自身の現場と比較し、同様の不正リスクがないかをチェックリスト化してみましょう。
● 情報共有の場を設け、他のマンション管理組合とも連携して「ブラックボックス化問題」の早期発見・早期対策に取り組んでいただきたいと考えます。 - 報道・メディア関係者の皆さまへ
● 本件は全国的な社会問題として報道する価値があります。ぜひ取材や取材協力を通じて、より多くの読者・視聴者へ問題提起してください。
● 記事掲載の際には、事実関係を正確に伝えられるよう、本サイトに掲載している一次資料をご活用ください。
📢 この問題を広く伝えてください
・ぜひ内容を下部よりシェアしてください。
・報道関係の方は「報道提供用資料」ページをご覧ください。
【大京アステージ不正問題の交渉経緯とサイト公開への軌跡】
1.サイト公開までの経緯(概略)
- 発端:2023年10月10日 第32期10月定例理事会での協議開始
- 本マンションにおける「偽装工事」問題(案件No.1)が持ち上がり、私・理事長長谷川が大京アステージの当該工事に関して追及を開始。
- 以降、管理会社側への是正要請や事実調査依頼を行い、事態を公明化するための対話的プロセスがスタート。
- 初期対応〜調査・再通知フェーズ(2023年10月末~2024年春頃)
- 大京アステージおよび関連グループ会社に対し、現場調査の実施および過去修繕契約の全容提示を要請。
- 何度かの再通知(書面および口頭)を行ったものの、管理会社側からは形式的な回答に終始し、具体的な是正策や第三者機関による調査を拒否。
- 再最終通告・面談要請フェーズ(2024年春~2024年冬)
- 形式的回答が続くことから、再最終通告を文書で提出し、社長面談の要請を正式に申し入れ。
- しかし、大京アステージ側は「担当者レベルの調整のみ」で終始する姿勢を崩さず、社長クラスによる直接の説明責任を回避。
- 社長面談からの膠着〜情報公開検討開始(2024年冬~2025年4月)
- 社長面談について数度の調整を試みたものの、大京アステージ側は最終的に面談自体を先送りする態度を継続。
- 内部で情報を集約する中で、「これ以上協議を続けても実質的な前進はない」と判断し、当該情報を外部に公開して社会的監視を働きかけることを決断。
- サイト制作・公開準備(2025年5月〜)
- 交渉・面談履歴、関連証拠資料(議事録、契約書類、写真資料など)を整理し、閲覧しやすい形でWebサイトにまとめる作業を実施。
- プロジェクトチームを結成し、原稿作成やレイアウト設計、サーバー設定などを並行して進行。
- 2025年6月2日に「再最終通告書」への大京アステージのご回答を受け、最終的にサイトの公開を決断し、当該サイト「マンション管理のブラックボックスを開ける」(URL:https://officials.pro/)を一般公開。
2.交渉・面談に対する見解
以下に示す交渉・面談履歴を振り返りながら、私の見解や所感を項目ごとに記します。
- 2023年10月10日 第32期10月定例理事会
- コメント:最初の場で、管理組合から「偽装工事」に関する具体的証拠と根拠を示して追及されたにもかかわらず、大京アステージ側の回答は極めて抽象的だった。ここで、すでに「形式論」に持ち込もうとする姿勢が顕在化しました。
- 所感:議事録を名目化し、その後議事録を当時の理事長と共謀し隠蔽。実態検証を避ける姿勢は、最初の段階から企業としての透明性確保より「事象の鎮静化」を優先していたものと考えられます。
- 2023年11月~12月 再通知・事実調査要請(約3回以上の書面送付)
- コメント:書面での是正要求や調査要請が繰り返されたにも関わらず、管理会社からの回答はいずれも「検討中」「担当者で調整中」といった定型的フレーズに終始。第三者調査の提案すら拒否する姿勢は、問題の根本解決を目指していない表れです。
- 所感:ここでのやり取りから、大京アステージが組織ぐるみで事実隠蔽に動いている可能性が浮き彫りになりました。個別担当者のレベルで説明を完結させようとすることで、責任の所在を曖昧化しようとしたのだと思われます。
- 2024年3月 最終通告および社長面談要請
- コメント:これまでの書面・口頭による一連の交渉が形骸化していると判断し、最終的に「最終通告」を提示し、社長クラスの責任者面談を求めたタイミングです。にもかかわらず、「社長直下での調整が必要」としながら、実際には面談日程を先送りにし続けた事実は、組織的責任回避を示す典型例と言えます。
- 所感:企業トップが責任を認め、透明性をもって説明することを回避したことは、管理組合の信頼を大きく損ねる行為であると断言できます。対外情報公開を迫られるのも必然の流れでした。
- 2024年夏~2025年初頭 社長面談の再三催促と膠着状態
- コメント:社長面談自体は何度も要請されたものの、提案されるのは「支社長との面会」であり、本社トップとの直接対話の機会が決定されないまま期間が経過。結果として、「実質的な再発防止策や是正計画は示されず、形式的な謝罪文のみが提出される」というパターンを繰り返しました。
- 所感:この段階で大京アステージがいかに形式的な「謝罪と口約束」に終始し、実行力ある改善策を避けてきたかが明確化しています。組合側としては、「誠意ある回答が得られない=公共性のある情報公開が必要」との判断を下さざるを得なかったと思います。
- 情報公開決定〜サイト立ち上げ準備(2025年初~5月)
- コメント:約2年間にわたる議論と書面のやり取りが、すべて公開資料として社会に示されることになります。私自身が一連の交渉記録を詳細に保存し、時系列で整理したうえでサイトにまとめたのは、管理組合の透明性確保および他組合への注意喚起を意図した正当な行動です。
- 所感:もしも大京アステージ側が早期に誠実な調査と是正措置を講じていれば、ここまで公開の必要はなかったはずです。企業体質として「問題を隠蔽し、社員に責任を押し付ける」構造が変わらない限り、同様の事態は繰り返されるでしょう。
- 大京アステージの態度:当初、大京アステージは「総会決議が法的根拠であり、理事会決議・総会承認があれば問題ない」との姿勢を繰り返し示しました。しかし、議事録の改ざんや偽装工事疑惑に関しては、「根拠となる文書が存在しない」「契約は総会で承認されているため問題ない」との一点張りで、実質的な事実確認や再発防止策の提示を避けました。
- 理事会側の立場:理事会としては、議事録隠蔽や工事内容の不透明化が区分所有者の意思決定権を侵害する行為であると考え、繰り返し是正を要請しました。面談時には、隠蔽部分の具体的根拠資料(議事録改ざん前後の比較、工事写真、契約書類など)を示しつつ、誠意ある回答を求めましたが、大京アステージ側はいずれも不誠実な対応に終始しました。
- 第三者機関の調査結果:外部の建築士および第三者調査機関による現地調査では、契約書に記載された業者と実際に工事を行った業者が異なり、工事費用が不正に上乗せされている痕跡が確認されました。この調査結果は、大京アステージ側が主張する「総会承認済みだから問題ない」という論拠を根本から覆すものであり、交渉の中で何度も提示しましたが、相手側は真摯な対応を示しませんでした。
3.公開に至った理由と私見
- 協議の経緯から見えた組織的問題
- 形式的な謝罪や定型文での回答に終始し、具体的な数値や文書を示そうとしない態度から、大京アステージ全体の“責任回避体質”が明らかになりました。
- 調査依頼や再最終通告といった複数回の働きかけにもかかわらず、管理会社としての適切な是正措置や第三者の関与を一切拒否した点は、明らかに重大な経営判断の誤りといえます。
- 透明性確保・公益性追求のための情報公開
- 個別のマンションに関わる問題と思われがちですが、その背後には全国約700万世帯・1,600万人が暮らす分譲マンションが抱える「管理のブラックボックス構造」があることを、早い段階から訴えてまいりました。
- 一般には見えづらい管理会社の業務実態を可視化し、他の管理組合や居住者に注意喚起することは、公益性の観点からも十分に意義があります。
- 情報公開による今後の期待
- サイト公開を通じて報道機関や行政、他の管理組合に対する情報提供を行うことで、同様の不正事案への抑止効果が期待されます。
- 何よりも、大京アステージ自身が外部監査や第三者機関を受け入れ、再発防止策を公に説明する契機となることを願っています。
- 公開の必要性:管理組合としての正当性を示すには、一次資料を含めた「証拠の全容」を公開することが不可欠です。特に、議事録改ざん・偽装工事疑惑は、管理会社との私的交渉だけでは改善が難しい構造的問題であり、広く社会に認知されることで、同様の被害を未然に防ぐ抑止力となります。
- 媒体を通じた世論喚起の狙い:新聞・テレビというマスメディアを通じて本問題を知らせることにより、行政機関や他の管理組合にも関心を喚起し、早期に業界全体での改善策が検討されることを目指しています。
- 私見:マンション管理の原点に立ち返るべき時期〜マンション管理は、区分所有者が安心・安全な暮らしを築くための仕組みです。本来は透明性と公正性を担保しなければならず、それが守られないと、住まいの安心は大きく損なわれます。特に、築年数が経過する日本のマンション事情においては、修繕履歴や管理状況がデータとして適切に管理されず、「ブラックボックス化」しているケースが多く見られます。今こそ、管理会社と組合がともに原点に立ち返り、「情報公開」「ガバナンス強化」「第三者チェック」の仕組みを確立すべきです。
4.今後に向けた提言
理事会・総会の議事録公開ルールの厳格化
- すべての議事録をPDF化し、ウェブサイト上でダウンロード可能な状態とする。
- 理事会/総会の開催から30営業日以内に必ず公開し、会員が容易に閲覧できる体制を構築する。
外部監査・第三者チェック機能の導入
- 年に一度、第三者監査機関による財務・運営監査を実施し、結果を会員に報告する。
- 修繕工事においては、設計・施工・検査の各段階で第三者機関が品質と費用をチェックする体制を整備する。
修繕工事契約の費用内訳公開と相見積もり義務化
- 工事内容ごとの費用内訳を詳細に記載し、会員および組合サイトで公開する。
- 見積もりは必ず複数社から取得し、最良のコストパフォーマンスを担保することをルール化する。
定期的な会員への報告会・アンケート実施
- 半年に一度、会員を対象とした報告会を開催し、組合の現状・課題・今後の計画を直接説明する機会を設ける。
- 年に一度、運営や管理会社に対する評価アンケートを実施し、その結果を理事会で共有、改善策を検討する。
全国管理組合同士の連携プラットフォーム設立
- 同様の「ブラックボックス化問題」を抱える管理組合同士が情報交換できるWebコミュニティを構築し、成功事例・失敗事例を共有する。
- 定期的に勉強会やセミナーを共催し、「業界全体でのガバナンス向上」を推進する。
総括
これまでの約2年間のやり取りを振り返りますと、「情報を隠し、形式的な対応で矮小化しようとする管理会社」と「透明性を求め続けた管理組合」の構図が鮮明になりました。私自身の記録と問題解決への情熱がなければ、問題は「闇」に葬られていた可能性が高いと感じます。
サイト公開は、管理組合としての正当な権利行使であり、同時に公益性を追求するための一里塚です。
本サイトを通じて示した資料と経緯は、何よりも「消費者(区分所有者)の安心・安全」を守るための取り組みです。私たち管理組合は、今後も透明性を最優先に、メディア対応や行政申入れを継続し、区分所有者の皆さまからの信頼を回復するとともに、全国のマンションコミュニティにおけるガバナンス向上に貢献してまいります。
どうか本サイトをご覧いただき、ご意見や情報提供を賜りますようお願い申し上げます。今後も引き続き、大京アステージの誠実な対応を求めるとともに、業界全体の改善に向けて具体的なアクションを起こしていくことを強く決心しております。